「乗合船惠方萬歳」「廓文章 吉田屋」

劇場/公演

サタデー歌舞伎特等席「乗合船惠方萬歳」「廓文章 吉田屋」

フレッシュな花形舞踊に、美しい上方和事…新春を寿ぐ華やかな2作品をお届けします!

1月4日 土曜 12:15 -14:30 BS松竹東急

「乗合船惠方萬歳」 初春の隅田川。女船頭が漕ぐ渡し舟に乗り合わせた通人、若旦那、白酒売、大工、芸者、子守。そこに正月の芸である三河萬歳の鶴太夫と才造の亀吉がやってきた。白酒売は白酒の由来、大工は道具になぞらえ女船頭と絡んで惚気話…次々に芸を披露し太夫と才造が目出度尽くしの萬歳を見せる。江戸の正月の風物詩を舞踊仕立てで描き、渡し舟の七人を七福神に見立てた洒落た趣向の一幕(2019年1月・浅草公会堂)
「廓文章 吉田屋」 上方美男の伊左衛門に仁左衛門、恋人の夕霧に玉三郎という当代最高の顔合わせで、情緒溢れる上方和事の名作を。 伊左衛門は勘当されてみすぼらしい紙衣(かみこ)姿になりながらも夕霧に逢いたいと大坂新町吉田屋へ。主人喜左衛門夫婦のはからいで座敷へ通される。夕霧が小走りで姿を見せるが、伊左衛門はすねてつれなく当る。そこへ、勘当が許された知らせと千両箱が届き…(2013年5月・歌舞伎座)