ダイドーグループ 日本の祭り
ドキュメンタリー/教養
ダイドーグループ日本の祭り #614 厳島神社祭典・鼠ヶ関神輿流し【山形県】
ダイドーグループは、全国各地に伝わる日本古来の文化である祭りを総力を挙げて記録し、応援し続けています。その中から優秀作品を厳選しご紹介します。
1月4日 土曜 17:00 -17:55 BS12トゥエルビ
日本海に夕日が沈み、あかね色に染まる山形県鶴岡市鼠ヶ関。この漁師町が1年で最も活気づくのが4月、厳島神社例大祭が行われる季節です。若衆らが山を巡って7つのお宮を詣でる14日の「山掛け」に始まり、地区の人たちでいっぱいになった公民館で繰り広げられる宵祭りの獅子舞。そしてクライマックスとなるのが15日の神輿流しです。
神輿を担いだ精進徒(しょうじんと)と呼ばれる白装束の若衆が太鼓や笛に合わせて地区内を練り歩きます。沿道には神輿の到着を待ちわびる人波が続きます。神輿はやがて鼠ヶ関川へたどりつき最高潮に。精進徒たちはずぶぬれになりながら、神輿に水をかけて祓い清め、豊漁豊穣を願います。長く厳しい冬を乗り越えたエネルギーを燃焼させる若者たち。"祭りは誇り""神輿流しは地域の活力"…。祭りにかける精進徒たちの思いに迫ります。