日本のチカラ

ドキュメンタリー/教養

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甚大な被害を受けた能登。伝統工芸品「輪島塗」の存続も危ぶまれるなか、再起を決意した男性の物語。そこには奇跡と感動が…。

12月29日 日曜 6:00 -6:30 RKK熊本放送1

石川県輪島市の伝統工芸品「輪島塗」。国の重要無形文化財にも指定されています。従事者は約1000人。100にものぼる工程を専門の職人が担う“完全分業制”。そのためひとつの工程がストップすれば、ほかの業者にも影響が。2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」で能登は甚大な被害を受けました。「輪島塗」の従事者も8割以上がなんらかの被害を受けたとされ、業界の存続が危ぶまれています。
老舗漆器店の5代目社長は、全壊した工房を前に一時は廃業を覚悟するも「壊れたら直せるのが輪島塗、工房も直して仕事を再開すればいい」という父の言葉で再起を決意。中小機構などの支援で建てられた仮設工房で製作を再開します。解体前の工房からは父が約10年前に手がけた輪島塗の弦楽器が奇跡的に見つかり、地元の高校で演奏されました。互いに励まし合いながら、伝統の技を次世代につなごうと奮闘する男性を追いました。
全国各地の「魅力あふれる産業」を通して、地域の歴史や文化・人々の英知や営みを学び、日本の技術力・地方創生への道・温かいコミュニティー、生きるヒントを描き出す、教育ドキュメンタリー番組。

  • ナレーション

    川瀬裕子(北陸放送アナウンサー)

  • 音楽

    相知明日香「ひまわりに包まれた日」

  • 制作

    企画:民間放送教育協会 制作著作:北陸放送 協力:文部科学省/総務省/中小企業基盤整備機構/JAグループ

  • おしらせ

    ☆番組HP https://www.minkyo.or.jp/