ドキュメンタリー/教養

密着!空港警察:南アメリカ「命を懸ける運び屋たち」🈔

子供の教育資金が必要で自らを危険にさらす男性、商売を始める金のために麻薬を密着させた女性はリスクの高い犯罪に懸け、シリア人男性は偽造パスポートで亡命をもくろむ。

12月25日 水曜 2:00 -3:00 ナショジオ

ペルーのリマにあるホルヘ・チャベス国際空港、コロンビアのボゴタにあるエル・ドラド国際空港は、南アメリカで格別に忙しい空港だ。連邦警察は違法行為を阻止するため1日24時間、週7日、休まず活動している。主な脅威はコカインの密輸。乗客はコカインを体の表面のみならず、体内に忍ばせたり、食料品や飲料品に隠したりする。若者や高齢者、頻繁に飛行機を利用する客、子連れの親まで、様々な背景を持つ運び屋の逮捕劇に迫る。
麻薬密売はリスクが高い。空港警察に逮捕されても、容疑者たちは見つからないように必死だ。ドミニカ共和国に飛ぶつもりだった男女2人組は夫婦のフリをする。男が自らを危険にさらす決断をしたのは、子供の教育資金が必要だからだ。全身にコカインを密着させていた女性は、商売を始めたくて、また家族を助けるために手を染めた。シリア人の男性は偽造パスポートでヨーロッパへの亡命をもくろみ、家族を呼び寄せるつもりだった。