アメリカ史:世界史の中で考える

趣味/教育

アメリカ史:世界史の中で考える 第13回

「新たな秩序の模索:冷戦後半期(1960年代末〜80年代)」

12月25日 水曜 14:15 -15:00 放送大学テレビ

経済的優位の相対的低下やヴェトナム戦争への内外の批判の高まりなどを受け、アメリカは、自らの国際的な責任を再編することにより、覇権の再構築を目指した。国内では、少数者の社会的権利や多様な価値観の承認が進む一方で、それらの行き過ぎを懸念する主張も出現し、文化が政治的な対立軸となり始めた。
ニュー・ディール的な「大きな国家」の解体と市場経済の領域の拡大を呼号する共和党政権が推進する新自由主義的な政策と、国際的な資本移動の増大は、経済的グローバリゼーションの新たな段階を準備した。 本講義では、21世紀へとつながっていく世界的な潮流の胎動とアメリカの関係を考察する。

  • キーワード

    ヴェトナム反戦運動、異議申し立て、第二波フェミニズム、アファーマティヴ・アクション、ニクソン・ショック、ウォーターゲート事件、デタント、人権外交、レーガノミクス、新冷戦、イラン=コントラ事件、戦略兵器制限協定(SALT)、中距離核戦力(INF)全廃条約

  • 出演者

    京都大学教授 小野沢 透