映画

🈙座頭市千両首【〜一対一の美学〜 晩秋の三本勝負】

出演:勝新太郎坪内ミキ子/城健三朗(若山富三郎) 監督:池広一夫 原作:子母沢寛 勝新太郎演じる市と、馬に乗り鞭を振り回す城健三朗の対決は必見(1964年)

12月22日 日曜 4:20 -6:00 時代劇専門ch

娘馬子・お千代(坪内ミキ子)のひく馬で、三年前にこころならずも斬った吉蔵の墓参りに向かっていた市(勝新太郎)だったが、墓参りのことを話したところ、馬から引きずりおろされ、千代は馬に鞭打ち駆け去った。辿りついた上州の板倉村では、上納金千両を用意できたことを祝っての宴を張っており、市も快く迎えられた。だが、翌日、千両箱を運ぶ農民たちは、突如浪人とやくざの一味に襲われ、千両箱を奪われてしまう。
逃げ帰ったものたちは、略奪したのは忠治一家の者だと言い、市も、グルだと疑われた。真実を確めるため国定忠治(島田正吾)のこもっている赤城山に向かう市を、怪しい女・お吟(長谷川待子)と、実は吉蔵の妹だったお千代がつけていた。
子分を市に斬られていた忠次だったが、なんとか市への疑いは氷解、山を下りる決意をする。悪徳代官・松井軍太夫(植村謙二郎)のお先棒を担ぐ十手持ちの紋次(天王寺虎之助)の密告で、捕えられそうになった市だったが、凄まじい剣できりぬけた。そして紋次の賭場へ向かい、そこで代官が紋次に、用心棒の十四郎(城健三朗)らを使って千両箱を奪わせ、忠治にぬれ衣をきせていたことを知る。
まだ村人たちに犯人と疑われたままだった市は、千両箱を取り返して身の証を立てることを宣言する……。