新ふるさと人と人　復興を願う　能登セレクション【歴史と地震を乗り越えて　珠洲焼】

新ふるさと人と人　復興を願う能登セレクション【歴史と地震を乗り越えて　珠洲焼】2022年放送

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釉薬を使わず高温で焼き締めて作る珠洲焼。灰黒色の落ち着いた美しさがあります。中世には全国で使われていましたが、１５世紀にこつ然とその姿を消します。復活したのは５００年後の昭和後期。地域の人たちの強い願いでした。復活の立役者の一人が珠洲焼作家の篠原敬さん。「珠洲焼が隆盛を誇ったころの珠洲をイメージすると、とてもワクワクするんですよ。今でこそ過疎だ、高齢化だ、産業がないだと、マイナスイメージばっかりで
しょ。地方の都市というのは珠洲に限らず。それは今の時代であって、少しさかのぼれば、珠洲焼を中心にこの地域が光を浴びていた時期があったと思うんですね。それを思うだけでここに生まれてよかったなと思いますし、そういう心のよりどころでもあります」珠洲焼が復興し半世紀、大きな災いが珠洲に降りかかります。２０２２年６月に起きた震度６弱の地震です。珠洲市で割れた作品は全部で千点以上、命とも言える窯もひび割れて使
えなくなってしまいました。しかし、一歩一歩、確実に珠洲焼の復旧は進んでいます。（初回放送　２０２２年１２月）

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