こころの時代〜宗教・人生〜
ドキュメンタリー/教養
こころの時代 宮沢賢治(3)「ほんたうのたべもの」としての童話🈑🈞
昨年、没後90年を迎えた宮沢賢治。名作を生む原動力となった知られざる宗教観に迫るシリーズ。第3回のテーマは「童話」。「どんぐりと山猫」「よだかの星」を読み解く。
12月21日 土曜 13:00 -14:00 NHKEテレ1函館
生前唯一の童話集『注文の多い料理店』。その序文に賢治は自分の童話が読む人の「すきとほつたほんたうのたべもの」になることを願うと記した。「ほんたうのたべもの(本当の食べ物)」とは何を意味しているのか。「どんぐりと山猫」「よだかの星」に流れる「法華経」の思想とは何か。「法華経」のたとえ話のひとつ「薬草喩品」を参照しながら、賢治の童話のメッセージとなっている平等主義と慈悲の精神を仏教の切口からひもとく。