ダイドーグループ 日本の祭り

ドキュメンタリー/教養

ダイドーグループ日本の祭り #611 米川の水かぶり【宮城県】

ダイドーグループは、全国各地に伝わる日本古来の文化である祭りを総力を挙げて記録し、応援し続けています。その中から優秀作品を厳選しご紹介します。

12月14日 土曜 18:00 -18:55 BS12トゥエルビ

ダイドーグループ日本の祭り #611 米川の水かぶり【宮城県】

宮城県北部の登米市東和町。地区の男たちが裸になり、腰と肩にわらで作った「しめなわ」を巻き「あたま」と「わっか」を頭から被り、足にわらじを履く。顔には火の神様の印であるかまどの煤を塗り、神様の使いに化身して町を練り歩く。そして男たちは家々の前に用意された水を屋根にかけ、町中の火伏せをする。町人は男たちの後ろを追いながら、わら装束のわらを抜き取り、屋根に上げ、自宅の火伏せのお守りとする。
およそ800年前から米川地区に伝わる「米川水かぶり」だ。男たちがこの行事の身支度をする場所「水かぶりの宿」として、代々この行事を守ってきたのが菅原家。人口の減少やわらじ作りの職人の高齢化など、様々な問題を抱えながらも、火伏せの行事を伝え守ってきた。番組では菅原さんの役割を通じて、この行事の本質を伝える。
また、行事に参加できるのが五日町地区の住民や出身者に限られているという事で、参加した中学生の兄弟、そして他の地区から五日町にお婿さんに来た人を取り上げ、この伝統行事を後世に伝え残そうという想いを伝える。