アメリカ史:世界史の中で考える

趣味/教育

アメリカ史:世界史の中で考える 第11回

「現代アメリカ国家の出現:両大戦間期〜第二次世界大戦(1918年〜1945年)」

12月11日 水曜 14:15 -15:00 放送大学テレビ

第一次世界大戦後のアメリカは、経済的繁栄の下で、保守的な政治の時代を迎える。しかし、1930年代の世界恐慌は、アメリカを含む世界に破壊的な影響をもたらした。恐慌対策として展開したニューディールは、連邦政府と国民の関係に大きな変化をもたらした点でアメリカ史の重要な画期をなしたが、それは「大きな国家」の時代へと向かう世界史的な潮流の一部でもあった。
第二次世界大戦を通じて、アメリカは新たな覇権国たることを自覚し、戦後世界秩序の構築を主導していくこととなる。本講義では、20世紀最大の世界的動乱期におけるアメリカの変容を跡づける。

  • キーワード

    レッド・スケア、1924年移民法、世界恐慌、ニューディール、全国産業復興法(NIRA)、ワグナー法、産業別組合会議(CIO)、社会保障法、ケインズ主義、中立法、武器貸与法、「四つの自由」、大西洋憲章、ブレトン・ウッズ会議、国際連合、ヤルタ会談、原子爆弾

  • 出演者

    京都大学教授 小野沢 透