新・座頭市I
ドラマ
🈑時代劇名作選 新・座頭市Ⅰ 第24話「大利根の春はゆく」182ch韓ドラ
勝新太郎が盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた時代劇テレビシリーズ第2弾!
今回のゲストには、夏八木勲が出演!
(全29話)
11月29日 金曜 8:55 -10:00 BSフジ・181
名優・勝新太郎が、盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた大ヒット時代劇シリーズの第2弾!
今回のゲストには、夏八木勲が出演!
母の墓参りで久しぶりに故郷に帰る座頭市(勝新太郎)は、道中、三文やくざ・かわうその源太(なべおさみ)に、強引にばくちに誘い込まれた。
善良な旅人をカモにして金を巻き上げるのが商売の源太は、タカをくくったが、どっこいそうは問屋はおろさない。
負けに負け、ついに女房・ふじ(丘みつ子)を賭けるハメになった。
もちろんまた負けた。とうの昔に源太に愛想をつかしているふじには、かえってそのほうが幸いだった。
追っても追ってもふじは勝手にどこまでも市の後にくっついてきた。
とんだ女難だ。
ふじは、指一本触れようとはしない市がじれったかった。
母の墓のある寺では、凶作で離農する者が続出して、無住の荒寺になっていた。
市とふじは、一夜の宿りに本堂に入った。
しかし、そこには先客がいた。
誰何する声に、市は聞き覚えがあった。
旧知の浪人・平川伝八郎(夏八木勲)だ。
洒脱で高潔な人柄の持ち主である年下の平川に、市は一目置いていた。
懐かしい再会であった。
不治のろうがいを病む平川は、やくざ・岩渕の藤八(福山象三)一家の用心棒に落ちぶれていた。
かつての男同士の友情を忘れず、精をつけさせようと鯉汁をつくってくれる市の親切をうれしく思いながら、すでに死を予感する平川にはそれが無駄であることが誰よりもよく分かっていた。
とんだお荷物のふじであったが、あらゆる卑劣な手段をつかってそれを取り戻そうとかかる源太への対抗意識から、市にも意地がでてきた。
源太は岩渕一家に泣きついた。
相手が座頭市と聞き、藤八の食指が動く。男を上げるまたとない機会だ。
平川は十五両で市を斬る助っ人を引き受けた。
なんとしても十五両が欲しかった。
それがなければ恋人の遊女・お清(新海百合子)が、本人の意思に反して江戸に住み替えさせられるというのだ。
泥水稼業はしていても、お清はめずらしく心根のやさしい女だった。
泥沼に咲いた恋だった…。
病気がうつるからといって朋輩の嫌がる平川に、お清は心底つくした。
もちろん、平川は市に斬られて死ぬつもりだった。
そして…。