アメリカ史:世界史の中で考える
趣味/教育
アメリカ史:世界史の中で考える 第9回
「産業社会の到来と改革の時代(1877年〜1918年)」
11月27日 水曜 22:30 -23:15 放送大学テレビ
南北戦争後のアメリカでは工業化が急速に進展し、それと同時にアメリカ経済は鉄道・電信等を通じてより深く世界経済と結びつくようになった。大量の移民が到来し、おもに都市の下層労働者としてアメリカ社会に包摂された。否応なく市場経済に組み込まれた農民層や労働者層、都市を中心に新たな社会・経済問題に直面した中産層など、様々な勢力が、ときに対立するベクトルを内包する多様な改革運動を展開した。
本講義では、アメリカにおける産業社会の到来とそれに対応すべく発生した改革運動を、ひろく西洋世界で進行した第二次産業革命とそれに伴う社会の流動化の一環と位置づけつつ考察する。
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キーワード
第二次産業革命、独占、鉄道、「金めっき時代」、グレインジ、ポピュリスト、人民党、新移民、マシーン、アメリカ労働総同盟(AFL)、反トラスト法、革新主義
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出演者
京都大学教授 小野沢 透