新・座頭市I
ドラマ
🈑<時代劇名作選>新・座頭市Ⅰ 第21話「契り髪」182ch韓国ドラマ
勝新太郎が盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた時代劇テレビシリーズ第2弾!
今回のゲストには、由美かおるが出演!
(全29話)
11月26日 火曜 8:55 -10:00 BSフジ・181
名優・勝新太郎が、盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた大ヒット時代劇シリーズの第2弾!
今回のゲストには、由美かおるが出演!
座頭市(勝新太郎)は、投身自殺をはかったおよう(由美かおる)という女を助けた。
若い女が死のうとするからには、生きているのが嫌になるようなそれなりの理由があるのであろうが、死んで花実が咲くものかと、不心得をさとす市に、おようは、よけいなお世話だと毒づく。
わざとすれっからしをよそおうおようの声の響きには、幼さが残っていた。
市は、おようを追ってきた粂政一家の三下磯吉(南祐輔)、女衒の初蔵(岡部正純)らをこてんぱんにやっつけた。
おようは粂政一家の代貸し独眼竜の清次郎(峰岸徹)の女だった。
世間知らずの女を食いものにする清次郎の触手はクモの糸のように執拗で、もがけばもがくほど自由を奪った。
骨のずいまでしゃぶられるがんじがらめから逃れるには、おようには死より他に道はなかった。
男から男へたらい回しにされ、男の醜さを嫌というほど見せつけられてきた哀れなおようが、市のただの親切を下心があってのこととしか受け取れないのは当然であった。
市は、さあどうでもしておくれと、しどけなくしなだれがかってくるおようを突き倒し、「姐さん見そこなっちゃいけねえ。もっと自分のからだは大切にするものだ」と言い放った。
世の中にはこんな男もいたのか。おようには新鮮な驚きだった。
追っても追っておようは市についてきた。二人のかたちばかりのおしどり道中が始まった。
市は自分を神様か何かのように尊敬するおようのためにも、当分は仕込杖にものを言わせる斬ったはったの暮らしから決別することを心に誓った。
二人は、紺屋の紅屋儀兵衛(桑山正一)のところに住み込む。
儀兵衛の情けで離れを貸してもらい、おようと差し向いでするままごとのまねごとのような三度の食事は、重なる旅にすさんだ市の心をなごませ、久しぶりに味わう安寧の日々だった。
しかし幸せは長くは続かなかった。可愛さあまって憎さ百倍。
年甲斐もなく美人のおように言い寄ってこっぴどく振られた腹いせに、儀兵衛が市を粂政一家に売ったのだ…。
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出演者
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