災害社会学
趣味/教育
災害社会学 第8回
「心のケア論」
11月25日 月曜 13:30 -14:15 放送大学テレビ
東日本大震災を調査する中で、被災者がいわゆる心の回復の手段であるカウンセリング行為に対して忌避することが明らかになってきた。それに対して、調査方法として採用した記録筆記法によって見えてきた「痛み温存」論は、外傷となる痛みを取り除く方向に向かうのではなく、その痛みは当人にとって大切な思い出としてむしろ保持されるという立場をとり、亡くなった家族との関係性の再接続を促すものである。
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キーワード
カウンセリング拒否、痛み温存法、記録筆記法、震災メメントモリ
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出演者
関西学院大学教授 金菱 清