知っトク 医療のつぼ
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知っトク 医療のつぼ「おしっこの悩み 医師に相談を」
過活動膀胱は、尿が急にしたくなり、我慢できなくなる感じを起こす疾患だ。日本排尿機能学会の調査によると、国内の40歳以上のおよそ7人に1人に症状があるという。
11月24日 日曜 7:20 -7:30 ABS秋田放送1
過活動膀胱は、尿が急にしたくなり、我慢できなくなる感じを起こす疾患だ。日本排尿機能学会の調査によると、国内の40歳以上のおよそ7人に1人に症状があるという。症状がある人の割合は、高齢者ほど高い傾向にある。ただ、症状があっても「歳のせい」などとあきらめて、医療機関を受診しない人も多いという。
過活動膀胱が疑われる場合、医療機関では、どのような症状があるのかを患者から聞く問診によって診断する。このため、医療機関の受診にあたっては、どのような状況で、どのような症状が出るかメモをしておくと役に立つ。過活動膀胱の症状のひとつで、突然起こる我慢できない尿意は、帰宅してドアノブに触れた時や、水が流れる音を聞いた時など、多くの場合きっかけがある。
治療は、薬物療法と行動療法を同時に行うと効果的で、行動療法には、たとえば、尿意を感じてもすぐにトイレに行かず、少しずつ排尿の間隔を延ばし、尿を膀胱にためる練習などがある。はじめから我慢しすぎないことがポイント。
番組では、秋田市にある秋田泌尿器科クリニックの能登宏光院長が、過活動膀胱の治療法を中心に解説する。