京都浪漫 悠久の物語

ドキュメンタリー/教養

京都浪漫 悠久の物語🈑🈞 「建仁寺と塔頭寺院〜紅葉と名宝を巡る〜」

国宝や重要文化財はじめ、歳時、伝統工芸など、千年の都・京都の文化遺産を訪ね、そこに眠る悠久の物語を紐解きながら、京都の新たな魅力を発信する番組

11月19日 火曜 23:00 -23:55 KBS京都

建仁寺は、鎌倉幕府2代将軍・源頼家庇護のもと栄西禅師が創建した京都最古の禅寺。今回は、建仁寺とその塔頭寺院を巡り、代々受け継がれてきた寺宝の数々を紹介する。まず最初に建仁寺の本坊を訪ね、俵屋宗達筆「国宝・風神雷神図屏風(複製)」や海北友松筆「雲龍図」などの名画の見どころを僧侶の解説付きで案内する。
宗達が描いた”雷神”の不思議とは?さらに昭和の日本画家・小泉淳作画伯による法堂の「双龍図」や、庭師・北山安夫さんが作庭した「〇△□乃庭」にも触れ、新旧芸術の美の競演を愛でる。続いては、建仁寺の塔頭寺院の一つ、正伝永源院を訪ねる。
こちらは、織田信長の弟で大名茶人としても知られる織田有楽斎ゆかりの寺「正伝院」と細川家ゆかりの「永源庵」が合併した寺で、細川護熙元総理の筆による襖絵も奉納されている。最後に訪ねるのは、塔頭寺院の霊源院。ガクアジサイの変種である甘茶で有名なこの寺でも、中国の現代アーティスト陳漫さんが手がけた天井画「墨龍図」など新しい芸術に触れることが出来る。
錦秋の京都で、建仁寺の至宝の数々を堪能する。