ドキュメンタリー/教養
ナチス・ドイツの巨大建造物 5「インドシナ泰面鉄道」🈔
1942年、日本は石油資源が豊富なミャンマーを支配下に置いた。しかしシーレーンが弱体化し、新しい陸上輸送路が必要に。全長412キロの泰面連接鉄道の建設が始まる。
11月18日 月曜 4:00 -5:00 ナショジオ
ドイツ第三帝国の空からミャンマー奥地の鉄道までと、今回のシリーズは第2次世界大戦において連合国側と枢軸国側の双方が展開した戦争遂行のための意思決定の枠組み、画期的な戦法、最先端の軍事技術などを見ていく。第三帝国のバンカーから太平洋の島々にいたるまで、歴史の中で取り残され忘れられてきた軍事兵器や巨大な防衛陣地など、さまざまな戦争遺跡の残骸を現代の軍事専門家たちが掘り起こし、検証して紹介する。
1942年、日本は帝国の未来を確実にするために石油資源が豊富なミャンマーを支配下に置いた。しかしミッドウェー海戦などで海軍力とシーレーンが弱体化し、新しい陸上輸送路が必要になる。そしてインドシナ半島の密林と過酷な地形を抜ける全長412キロの泰面連接鉄道の建設が始まる。建設に動員されたのは日本兵のほかに連合軍の戦時捕虜と現地採用の労働者などだが、過酷な環境と物資不足のために多くの人が犠牲となった。