劇場/公演

歌舞伎◆信州川中島合戦 輝虎配膳 ▼中村梅玉

近松門左衛門が享保6年(1721)に書いた五段の時代浄瑠璃で「輝虎配膳」は三段目にあたる義太夫歌舞伎らしい技巧に富んだ一幕。(平成17年6月・歌舞伎座)
2005年 50分

11月18日 月曜 17:00 -18:00 衛星劇場

◆特選歌舞伎◆ 武田側の軍師として名高い山本勘助を味方につけようと考えた長尾輝虎(のちの上杉謙信 梅玉)は、家臣の直江山城守の妻・唐衣(東蔵)が、勘助の妹であることをルートにして、勘助に渡りをつけようと目論む。唐衣が勘助の母・越路(秀太郎)を領国に招くと、勘助の女房・お勝(時蔵 現・萬壽)を伴いはるばるとやってきた。
迎えた直江(歌六)が越路に小袖を進上しようとするも越路は頑として受け取らない。困惑した直江は雰囲気を変えようと膳を持ってくるよう命じる。やがて奥から給仕というには立派な烏帽子姿の男が膳を持って現れ…。 近松門左衛門が享保6年(1721)に書いた五段の時代浄瑠璃で「輝虎配膳」は三段目にあたる義太夫歌舞伎らしい技巧に富んだ一幕。お勝が弾く琴は徳川家より六世中村歌右衛門に譲られたものである。