新・座頭市I
ドラマ
🈑<時代劇名作選>新・座頭市Ⅰ 第14話「雪の別れ路」182ch韓ドラ
勝新太郎が盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた時代劇テレビシリーズ第2弾!
(全29話)
11月15日 金曜 8:55 -10:00 BSフジ・181
名優・勝新太郎が、盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた大ヒット時代劇シリーズの第2弾!今回は、言わずと知れた大女優・吉永小百合が出演!
座頭市(勝新太郎)は、道中、三味線を抱えた鳥追い女・おゆき(吉永小百合)と道連れになった。飲みっぷりも見事に大酒をあおり、「どうせ流しの門付女だもの、すれっからしさ」とうそぶくおゆきだが、根はやさしい女だった。
名前と同じで雪のように心のきれいなおゆきと話していると、重なる旅にすさんだ市の心も自然となごんだ。
おゆきは、旅の三味線弾き・投節の宇之(林与一)の行方を捜していた。
三年前、二人は結婚の約束までしたのだが、おゆきは病気の父を見捨てて旅に出るのがためらわれ、愛する宇之を裏切る結果となってしまった。
別れてからいよいよ思慕は募った…。
宇之からもらった思い出の品だという櫛を、さも愛おしそうに磨きながら、問わず語りに宇之の話をするおゆきの遠い目つきと、小娘のように紅潮させたほおの色が、市にも目に見えるようだった。
実は、宇之は、江戸前の三味線の音色で娘心をとろけさせ、いい男っぷりとさわやかな弁説を武器に、娘を騙しては遊女に売り飛ばす凄腕の女衒だった。
おゆきも、その手練手管の犠牲になりかけた一人だった。
やくざ中沢田の辰蔵(田中明夫)が経営する茶店はたごで、あわや宇之の毒手にかかりかけた娘・お里(野村けい子)を救ったことから、市は宇之の正体を知る。
人間のくずのような男を一途に三年間も思い続けているおゆきの純情が哀れだった。
あまりにも残酷だ。市にはおゆきに真実を打ち明ける勇気がなかった。
市にこてんぱんにやっつけられ、辰蔵の血圧は上がる一方。
だが、尋常の手段ではかなう相手ではない。
奸智に長けた宇之に名案が浮かぶ。
おゆきをつかって市をおびき寄せるのだ。
恋しい男にやっと巡り会った喜びに酔いしれるおゆきは、簡単に宇之の甘言にひっかかった。
そして…。