グッと！地球便🈖

今回の配達先はアメリカ・ニューヨーク。世界に「殺陣」を広めようと奮闘する殺陣師の香純恭さん（当時51）へ、埼玉県で暮らす兄・秀治さんの想いを届ける。

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恭さんはマンハッタンから車で１時間ほどの郊外にある自宅に道場を構え、約100人の門下生に殺陣を指導している。本来の仕事は映画の現場でのアクション指導。そのため、道場にはプロの俳優が来ることも珍しくない。幼い頃から活発で、アクション女優に憧れていた恭さん。アクション映画に携わりたいと思い続けて道を模索していた27歳の時、初めて殺陣に出会い、「これだ！」と雷が落ちたような衝撃を受けた。
「殺陣を通して相手を知る、リスペクトする。特に、いろんな人種や宗教や文化が混じっているニューヨークで殺陣をやる意味はすごくあるんじゃないかと思います」と恭さんは語る。アメリカでは知られていなかった殺陣の文化を広めるために戦い続ける妹へ、兄からの届け物は1枚の古い写真。両親と兄妹の家族4人が一緒に写った唯一のものだった。

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