知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜
ドキュメンタリー/教養
知られざるガリバー
製鉄工程で必要不可欠な耐火れんがで世界の高温・高熱産業を支えるリーディングカンパニー TYK
11月16日 土曜 23:00 -23:30 BBCびわ湖放送1
今回のガリバーは、製鉄工程に欠かせない耐火物メーカーのTYK。 生活になくてはならない「鉄」を作り出すためには、1600℃以上にもなる高温の炉で鉄を溶かしたり、成分を調整したり、固める工程が必要となります。 そんな高温にも耐えられる素材が「耐火物」で、製鉄所の炉や鍋などに使われています。 耐火物には耐火れんがをはじめ多種多様な製品があり、中でも特殊な機能をもつのが「ポーラスプラグ」です。
ポーラスプラグは鉄の二次精錬と呼ばれる工程で使われる耐火物で、れんがの中に小さな穴が空いているのが特長。この穴からガスを通し、溶けた鉄を撹拌したり、不純物を取り除く役割を果たしています。 創業1929年、年商は300億円にのぼり、従業員数は896人です。
業界に先駆け海外展開を進めるTYKはアメリカや中国、ヨーロッパだけでなくインドやブラジルなどにも海外拠点を増やす計画で、グローバルに活躍の場を広げています。 研究開発にも力を入れ、アルミニウムなどの金属内や大気中の水素を検知するシステムを開発。新たな市場を作り出していきます。 顧客の要望に応え、技術革新を続けるTYKの挑戦をご紹介します。