鬼平犯科帳 第6シリーズ

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🈑<時代劇>鬼平犯科帳第6シリーズ 第8話「おかね新五郎」

いつの世にも絶えない悪を容赦なく取り締まる!中村吉右衛門の当たり役として好評を得た『鬼平犯科帳』の第6シリーズをお届け。

11月11日 月曜 18:30 -19:25 BSフジ・181

🈑<時代劇>鬼平犯科帳第6シリーズ 第8話「おかね新五郎」

 原田新五郎(滝田祐介)は、二十数年前、若き日の平蔵(中村吉右衛門)の剣術の先輩だった。今は浪人の身で寺子屋を開き、清貧、独身の初老の男だ。一年前、平蔵はひょんなことで新五郎と再会し、それからは月に一度会っていた。  ある日、新五郎と会った帰りに、平蔵はおかね(南田洋子)という枯れたススキのように精気のない女を見かけ、後をつけた。おかねとは、
平蔵がまだ本所の銕三郎と名乗って彦十(江戸家猫八)らと無頼の生活をしていた頃、行商をしながら客を取る流しの娼婦だった女だ。実は平蔵には、おかねにまつわる事で忘れられない事件があった。当時、おまさ(梶芽衣子)の父親が開いていた居酒屋で、弥助(山田吾一)という男が酔っ払っておかねにからんだところ、怒ったおかねは、畳針で弥助の目を刺して潰し、そのまま行方をくらましてしまった。おかねとは、あの時以来で、
二十年経っていた。  おかねが入っていった「万七」には、偶然弥助が客として来ていて、商人風の男となにかよからぬ相談をしそのまま出て行ってしまった。おかねも、弥助の後を追って出て行ってしまい、平蔵も後を追った。  ある海岸まで来ると、おかねは隠し持っていた包丁で弥助に襲いかかった。と、同時に以前、平蔵がお縄にして獄門にした海賊の弟の富蔵(高市好行)が、兄の仇を取ろうと平蔵に斬りかかり、
平蔵は肩先を斬られてしまう。この騒ぎで弥助は振り向き、おかねと揉み合いになり、包丁をうばってそのまま逃げた。残されたおかねは失神してしまい、平蔵が役宅に連れ帰った。気がついたおかねに、平蔵は、なぜ弥助を襲ったのかを尋ねるのだった…。