劇場/公演
音楽劇「ダ・ポンテ〜モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才〜」
▼海宝直人
モーツァルトの三大名作オペラ誕生の背景にある、詩人ロレンツォ・ダ・ポンテの人生を描く音楽劇。(2023年7月9日〜16日 東京建物Brillia Hallほか)
149分
11月10日 日曜 16:00 -18:30 衛星劇場
◆劇場への扉〜素晴らしき演劇の世界〜◆
ダ・ポンテがモーツァルトと出会い、その才能を開花させたのは、彼の80年を超える生涯のわずか4年と6か月の間。それは人生で最も輝いた、儚くもかけがえのない時間だった。時代の波に抗い、偏見を乗り越え、制作に没頭した若き天才たちの軌跡を、誰もが知るモーツァルトの名曲をモチーフにしたナンバーとオリジナル楽曲にのせて贈る。
女好きでペテン師、しかし類稀なる人間観察力を持つ天才詩人の主人公ダ・ポンテ役に、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などに出演し、その歌唱力で観客を魅了してきた海宝直人。ダ・ポンテに出会いその才能を発揮した作曲家モーツァルト役に、『ヘアスプレー』『キングアーサー』『RENT』など話題作への出演が続く平間壮一。人気・実力を兼ね備えた魅力あふれるキャストが集結。
1826年ニューヨーク。年老いたロレンツォ・ダ・ポンテ(海宝直人)が回想録を出したことがきっかけで、若かりし頃を思い出すところから物語は始まる。
1782年ウィーン。女好きで詐欺師のダ・ポンテは、ある事件を起こし、故郷ヴェネツィアを追われ、その才覚と手練主管でウィーンの宮廷劇場詩人の座までのぼり詰める。
しかし、宮廷作曲家アントニオ・サリエリ(相葉裕樹)に言われるがままに書いたオペラの処女作を酷評され、行き場を失っていた。そんなダ・ポンテの前に現れた、作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(平間壮一)。彼もまたあふれる才能を持て余していた。二人は意気投合し、革新的なオペラを作ることを決意する——。