疾病の回復を促進する薬

趣味/教育

疾病の回復を促進する薬 第6回

「循環器系に作用する薬(1)」

11月9日 土曜 10:30 -11:15 放送大学テレビ

虚血性心疾患とは、心臓の栄養血管である冠状動脈の病的状態、おもに粥状動脈硬化症による狭窄や閉塞から心筋虚血あるいは心筋壊死を起こして発症する急性あるいは慢性の心臓疾患である。 慢性虚血性心疾患の治療は冠状動脈の血行再建術(冠動脈バイパス術、冠動脈インターベンション)と内科治療がある。内科治療の目的は、心筋虚血の軽減と予防、急性冠症候群の発症予防、そして動脈硬化の進展予防である。
薬として冠動脈拡張薬、降圧薬、抗血小板薬などがあり、病態にあわせて選択していく。高血圧症、脂質異常症は動脈硬化の重要な危険因子であり、その治療は、動脈硬化の進展予防ひいては虚血性心疾患の予防に重要である。この講義では、代表的治療薬について作用する仕組み、適応および副作用など、臨床上の注意点について学ぶ。

  • キーワード

    高血圧治療薬、脂質異常症治療薬、狭心症治療薬、抗血栓薬

  • 出演者

    順天堂大学特任教授 代田 浩之 ききて 佐藤 美絵