ザ・ノンフィクション
ドキュメンタリー/教養
ザ・ノンフィクション・あきらめない僕たちの歌〜今夜も歌い 叫ぶわけ〜🈑
今夜もマイクに向かい大好きな憧れの先輩の名を叫ぶ…もっと強い自分になりたいともがく男と演劇の道を行くことを諦めない女…2人の間にあるのは不思議な愛のカタチ
11月3日 日曜 14:00 -14:55 北海道文化放送1
お互いに支え合いながら毎日を生きる男女がいる。夫婦でも恋人でもない二人の不思議な関係…
原田浩司さん(37)が長年、特別な思いを寄せるのが、学生演劇時代の先輩で5歳年上の舞台女優・帯金ゆかりさん(42)。彼女には夫がいるが、その夫も公認で週に3日は一緒に過ごす間柄だという。
仕事の傍ら、ライブハウスのステージに立つ原田さん。歌うのはすべて「帯金ゆかり」のこと。
それは彼女へのラブソングであり、応援歌だ。コロナ禍に重いうつ病を患い、一度は「生きることを諦めかけた」という原田さんだが、帯金さんの生き方に救われたという。道半ばで演劇を諦めた自分とは違い、脚光を浴びることはなくても、いまだ舞台に立ち続ける帯金さん。「こんなふうに諦め悪く生きていきたい」そんな思いで原田さんは、今夜も「帯金ゆかり」の名を叫んでいる。
一方で、帯金さんにとっても、原田さんの存在は、
演劇の道を“諦めない”原動力になっていた。「自分が演劇を続けることが、原田の人生を支えている」
そんな中、原田さんは、新たな挑戦を始めた。それは、キックボクシングの試合に出場すること。「弱い自分を変えたい」…本格的なトレーニングと減量の日々が始まった。
一歩でも前に進もうともがき、互いに支え合いながら生きる、ちょっと不思議な男と女の愛の形を見つめた…