LIFE〜夢のカタチ〜
ドキュメンタリー/教養
LIFE〜夢のカタチ〜🈞🈑 一度もらったら「忘れられへん名刺」を作る活版印刷職人
一度もらったら「忘れられへん名刺」を生み出す活版印刷職人が大阪にいます。紙質からデザイン、色、字体など、独特の凹凸が生み出すその名刺の存在感は圧倒的だと評判に。
3月30日 日曜 5:20 -5:50 ABCテレビ1
活版印刷。紙に圧力をかけてインクを刷り込む、原始的な印刷方法です。版を押し付けるので、紙には独特の「凹凸」が生まれます。昭和の半ばに廃れてしまったこの活版印刷ですが「まるで工芸品のようなスゴイ名刺を刷る印刷職人がいる」と評判の工房が大阪にあります。
淡路町にある活版印刷工房『プレスマン』。ここを一人で切り盛りするのが、小西豊さんです。アフロヘアが目を引きますが、彼が刷る名刺は、一度もらったら忘れられない、圧倒的な存在感があります。漫画になっていたり、裏と表で紙の色が違ったり、文字の色も様々。
「普通、名刺って、もらっても忘れるじゃないですか。でも僕の名刺は、受け取った人が、これ、どこで印刷したんですか?と訊いてくるので、会話のきっかけになるんです。だから紙選びから紙の加工、そのデザインまで、相手の印象に残る名刺を心掛けています」。
小西さんの精密な表現を支えているのが、昭和56年製のレトロな活版印刷機。ローラーにインクを乗せて円盤が回るとインクが行きわたる、極めてアナログな機械です。しかし出来上がった名刺は、まるで彫刻作品のような凹凸があり、手触りも楽しい。プリントマンではなく、「プレスマン」なのがよくわかります。
名刺といえば、安さと納期の速さだけが重視される時代。しかし小西さんが作る名刺は、若手のクリエイターから会社経営者まで、幅広いファンを持っています。これから受注された名刺たちがどうなっていくのか、打ち合わせから納品までを追ってみました。
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◇ナレーション
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◇おしらせ
※この番組は2024年1月13日に放送されたものです。 この番組は、ABCテレビの『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。