山村美紗サスペンス 赤い霊柩車34 偽りの代償

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土曜サスペンスドラマ 山村美紗サスペンス赤い霊柩車34 偽りの代償

1992年のシリーズ開始以来、根強い人気を誇る作品の第34作目。家族を思う気持ちが生んだ悲劇と、本当の愛が生んだ結末とは…。

10月26日 土曜 13:57 -16:00 テレビ大阪1

ある日、石原明子が社長を務める石原葬儀社に、「香典返しの品を作りたい」との相談が入った。依頼主の呉服店・近江屋を訪ねてみると、豪腕社長の三谷治代に怒鳴られている女性が。つまみ細工の工芸品を作っている高野真弓だった。真弓の夫は旅行会社に勤めており、明子の婚約者・黒沢春彦との旅行の相談に乗ってもらっていた明子とは、夫婦ともども旧知の仲だった。
仕事終わりの春彦を迎えに来た病院のロビーで見かけた子どもの父親に、明子は見覚えがあった。真弓の夫、高野修介だ。しかし、抱き上げた子どもにも、寄り添い歩く妻とおぼしき女性にも、母と呼ぶ老婦人・鈴子にも明子は見覚えがない。不審に思った明子。春彦が病院の人間に聞いたところによると、資産家である鈴子のもとには、毎日、修介たちが見舞いに来ているのだという。そんな矢先、近江屋の社長、治代が殺害された。