時代の文化人類学

趣味/教育

「人新世」時代の文化人類学 第4回

「創造的対話への扉:フィールドワークの現実への回帰」

10月26日 土曜 15:45 -16:30 放送大学テレビ

前回の講義では、文化相対主義の問題点の根底に、植民地主義的な同一性の政治があることを明らかにした。それでは同一性の政治のどこに問題があり、その問題を解決するためにはどうすればよいのだろうか。この講義では、同一性の政治について解説し、その政治が近代の「自然/人間」の二元論に基づいていることを示す。そして、同一性の政治を超えるためには、フィールドワークの現実に立ち戻る必要があることを明らかにする。

  • キーワード

    同一性の政治、伝統の発明、文化の客体化、先住民運動、存在論的転回、世界相対主義、フィールドワーク、創造的対話

  • 出演者

    放送大学教授 大村 敬一