日本のチカラ

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ヒトとクマの衝突が懸念されているなか、共に生きられる自然とはなにか…悲しい過去を持つクマ、クラウドを軸に、その大切さを考えます。

10月20日 日曜 5:45 -6:15 RKB毎日放送

「九州では絶滅したとされ、広島県では絶滅のおそれがある」…ツキノワグマ。 西中国山地の麓にある広島市安佐動物公園に、県北の里山からやって来た一頭がいます。 幼かったこのクマは、かつて園内イチの人気もの。 棒やバットを巧みに振り回しカンフー技のような仕草で来園者を楽しませました。 名前はクラウド…実は悲しい過去を持つクマ。 母親が駆除され、幼過ぎたため動物園に引き取られました。
西中国山地のクマは推定で最大2000頭。 ヒトとクマの生息域の区切りは年々失われています。 2024年…全国でのクマによる死傷者数は200人を超え過去最多。 ヒトとクマの衝突が今、懸念されています。 駆除と保護で揺れ動く自治体…動物園もクマを収容する余裕はありません。 「ヒトとクマが共に生きられる自然とは?」…安佐動物公園でクラウドの飼育を担当していた畑瀬淳さんとともに、その大切さを考えます。