ドキュメンタリー/教養

100分de名著 宮沢賢治スペシャル第3回

【理想と現実のはざまで】誰もが一度は読みたいと思いながら、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4回=100分で読み解く/2017年

10月17日 木曜 5:45 -6:15 チャンネル銀河

賢治ほど、現実と理想のギャップで悩んだ人間は少ない。父親に反発しながらも経済的に頼らざるを得ない負い目。農民の幸せを願って創設した「羅須地人協会」が誰からも理解されずに挫折したこと。病弱のために仕事を全うできなかったこと。その苦悩と、必死の願い、祈りの全てが込められた作品が「雨ニモマケズ」であり、理想と現実のせめぎあいを描いたのが「なめとこ山の熊」などの童話だった。