劇場/公演

イッツフォーリーズ公演 ミュージカル「魍魎の匣」 ▼小西遼生

京極夏彦の大人気小説「魍魎の匣」をイッツフォーリーズがミュージカル化!(2021年11月10日〜11月15日 オルタナティブシアター)
2021年 158分

10月8日 火曜 18:15 -21:00 衛星劇場

◆劇場への扉〜素晴らしき演劇の世界〜◆ 戦後の復興も盛んな昭和27年。14歳の柚木加菜子はクラスメイトの楠本頼子に、自分たちは互いが互いの生まれ変わりだ、と声をかける。やがて2人は親交を深め、最終電車で湖を見に行く約束をする。しかし、中央線の途中駅で加菜子がホームから転落し、電車に轢かれてしまう。たまたまその電車に乗り合わせていた刑事の木場は、頼子と共に病院へと向かった。そこで加菜子の姉の陽子と出会う。
重体の加菜子を救えるのは、「匣(はこ)」と呼ばれている研究所だけだという陽子の懇願により、加菜子はその研究所に転院させられた。一方、小説家の関口は知り合いの雑誌記者・鳥口と出版社社員の中禅寺敦子と共に、武蔵野の連続バラバラ殺人事件を追っていた。その最中、「匣」のような建物に辿り着いてしまう。そこは「美馬坂近代醫學研究所」で、加菜子が入院している研究棟だった。
その後、治療中の加菜子は失踪し、姉の陽子宛に脅迫文が届くのだった。鳥口は怪しい新興宗教の調査をしている中、関口を通して「京極堂」と呼ばれる拝み屋・中禅寺秋彦に相談を持ち掛ける。そこに私立探偵の榎木津礼二郎が加わり、行動を共にすることになり…。加菜子の誘拐、バラバラ殺人事件、謎の新興宗教…。異なる事象がやがて一つに集束していく。事件の裏に渦巻く「魍魎」とは何なのか。そして、京極堂の過去の秘密とは—?