映画

〜映画監督への登竜門〜 PFFアワード・セレクション

ヴァニタス』《PFFアワード2016 観客賞(東京)》

10月6日 日曜 15:00 -16:47 TOKYO MX2

1977年から40年以上続く公募による自主映画のコンペティション「PFFアワード」。 この賞をきっかけにプロの監督となった人は160名を超え、映画監督への「登竜門」とも呼ばれています。 PFFアワード・セレクションでは、ユニークでバラエティに富んだ“自主映画の逸品”をセレクトしてお届けします。
大学に入学した柴原は、伊藤、橘、永井という3人の男子生徒と体育館で出会い、友人になる。 学校では一緒にいる4人だが、それ以外の関わりはなく、普段何をしているかはお互いに知らない。 生活のため続けるバイト、怪しげな先輩を介した怪しげな仕事、誰にも言えない心の悩み、そうしたものが積み重なって4人は少しずつ離れていく。 4年間の学生生活の終わりに、彼らを待ち受けているものとは。
大学の校舎を通り抜けていくロングショットからつながる、天井が高く抜けのいい体育館。 冒頭に描かれた空間は、解放的で自由というよりも、むしろどこか空々しく空虚な大学生活を象徴するように、作品全体を覆っている。