東日本大震災「定点、あの日から」

東日本大震災「定点、あの日から」 福島県双葉町・町の記憶を描いて

原発事故ですべての住民が避難した双葉町。神戸市の建築士・曺弘利(チョ・ホンリ)さんは、町に残る暮らしの跡を絵に描いている。町を記録し続ける思いとは。

10月5日 土曜 10:57 -11:00 NHK総合1・山形

「時間が止まった町をなにか残さないとあかん」。原発事故ですべての住民が避難した双葉町。神戸市の建築士・曺弘利(チョ・ホンリ)さんは、この町に残るかつての暮らしの跡を絵に描いてきた。描いた絵は100枚以上。しかし、復興とともに家や商店が次々と解体され、以前の面影は失われつつある。「町の記憶を残すことは、未来の町づくりの設計図」。新たな町の姿を思い、今を記録し続ける。