剣客商売 第1シリーズ

ドラマ

🈑<時代劇>剣客商売 第1シリーズ 第7話「箱根細工」

時代と逆行して剣で暮らしを立てる親子・秋山小兵衛と大治郎の、時に厳しくほほえましい親子関係を描く大人気時代劇をお届け!

10月3日 木曜 18:30 -19:25 BSフジ・181

小兵衛(藤田まこと)の頼みで、息子の大治郎(渡部篤郎)は、父のかつての剣友・横川彦五郎(山本 學)の病気見舞いのために箱根へ行く。  大治郎は、箱根にほど近い街道で殺気をたたえた若い浪人(長森雅人)に道を追い越された。そして無事に、彦五郎が逗留する田村屋という旅館に着いた。幸い彦五郎の病は持ち直しており、勧められるままに大治郎は同じ宿に泊まった。すると、先程の不気味な浪人も別の部屋にいた。
その頃江戸では、小兵衛が料亭の女将・おもと(梶芽衣子)から人探しを頼まれていた。菓子屋・桔梗屋の番頭が五日ほど前、料亭で人に会ってから行方不明になっているというのだ。しかし数日後、番頭は斬殺死体で発見された…。   桔梗屋の主人・徳右衛門(森下哲夫)とおのぶ(服部妙子)夫婦の間にはお初(島田麻依子)という十八歳の娘がいた。
夫婦の間の子供ではなく、生まれたばかりの赤ん坊を房吉(佐藤仁哉)という遊び人から里子に貰い大事に育てた子供だった。夫婦は房吉に当時二十両を渡し、二度と現れないように念を押した。ところが房吉はその後堅気の板前になり、ある日美しく成長したお初をどうしても取り戻したくなったと言う。徳右衛門が断ると「人殺しでも何でもやる」とすごんだ。徳右衛門はお初を連れて江戸を逃げ、箱根の田村屋に滞在することにした。
箱根の町を歩いていた大治郎は、あの若い浪人が彦五郎に激しく斬りかかるのを目撃してあわてて止めに入った。彦五郎は「私に深い恨みをもつものだ」と浪人のことを言った。 また、江戸では房吉がおのぶを襲い、張っていた小兵衛が捕らえ、弥七(三浦浩一)に引き渡した。事件の構図が読めた。房吉は桔梗屋の番頭から、徳右衛門とお初が箱根にいることを聞き出した。
その後、雇っていた殺し屋が番頭を斬り、続いて殺し屋は箱根に急ぎ、徳右衛門を斬ってお初を連れ戻す計画だったのだが・・・。