ドキュメンタリー/教養

ザ・ノンフィクション 新宿二丁目の深夜食堂〜人生を奏でるビール瓶〜特別編 前編🈑

新宿二丁目の深夜食堂がこの街から消えて1年…名物ママは常連客に囲まれビールを酌み交わしていた…4日後にがんの手術を控えて…53年の歴史に幕を閉じるまでの特別編

9月22日 日曜 14:00 -14:55 福井テレビ1

ザ・ノンフィクション 新宿二丁目の深夜食堂〜人生を奏でるビール瓶〜特別編 前編🈑

新宿二丁目の深夜食堂が53年の営業を終えた2023年夏の終わり。あれから約1年、あの名物ママは今… 深夜食堂「クイン」が開店するのは、日付が変わった午前0時。閉店する午前9時まで客足は絶えない。多くの客の目的は、名物ママのりっちゃん(当時77歳)に会うこと。恋愛の悩みや人生相談など悩みをぶつければ、返ってくるのは優しいアドバイスや、時に厳しい叱咤激励…心の中にポッカリ空いた穴を埋めてくれるのだ。
そして、夫である孝道さん(当時77歳)が作る焼き魚やハンバーグ、おにぎりに500円定食など、安くて温かな家庭料理がお腹を満たしてくれるのだ。 2023年夏。客が引けた店内で語り合うのは「夫婦の今後」について。すでに夫婦の体力は限界。それでも「辞めないで」という“二丁目の住人”たちの声に応え「1年後に迫った店の賃貸契約の更新までは…」と満身そういの体で営業を続けていた。しかし、りっちゃんの座骨神経
痛は悪化。さらに孝道さんが、この夏の記録的猛暑で倒れ、救急車で運ばれる事態に…店は臨時休業を余儀なくされた。 店を再開してから1カ月…入口の壁に張られたのは「閉店のお知らせ」。夫婦は、1年後の賃貸契約更新を待たずして、2023年9月末に閉店することを決めたのだ。突然の知らせに驚き、涙する常連客たち。 53年の歴史に終止符を打つ深夜食堂。名物夫婦「最後の1日」へのカウントダウンの日々を見つめた…

  • 出演者

    【語り】 吉田羊

  • スタッフ

    【構成】 田代裕  【編集】 宮島亜紀  【チーフプロデューサー】 西村陽次郎  【制作協力】 ライド  【制作著作】 フジテレビ  【番組テーマ曲】 <曲名>サンサーラ  <歌>WON  <作詞・作曲>山口卓馬、書上奈朋子