ドキュメンタリー/教養

窮地のヒトラー:進撃の連合軍 5「ヒュルトゲンの森の戦い」🈑

連合軍はドイツ軍の最後の自然の要塞ヒュルトゲンの森へ米軍師団を送り込む。しかし、深い森の至る所に敷設された地雷やドイツ軍の猛反撃に阻まれ、なかなか前進できない。

9月21日 土曜 6:00 -7:00 ナショジオ

1944年6月6日のD-Day以降、ノルマンディーの海岸に上陸した連合軍は続々とヨーロッパ各地へ進攻していた。しかし海岸堡は確保したものの、占領下のヨーロッパの海軍基地、城塞、要塞都市などの軍事拠点は、依然としてドイツ軍が強固な掌握を続けていた。これらはナチスの支配を打ち破り、占領されたヨーロッパを解放するために、敗北の瀬戸際で繰り広げられた連合軍による命懸けの戦いの物語である。
Dデイから5ヵ月、フランス、ベルギーを解放した連合軍は、ドイツ進攻を目指し、米軍第4歩兵師団をヒュルトゲンの森へ送り込む。しかし、生い茂る高木で空からの援護や正確な砲撃を望めない中、森中に敷設された地雷やドイツ軍の猛反撃に阻まれ、進撃は難航。一方、迎え撃つドイツ軍第275歩兵師団も長引く戦闘で大損害を被り、撤退を余儀なくされる。後に“流血”の代名詞となるこの森を、連合軍は突破できるのか?