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ドラマ

<土曜午後スペシャル>裸の大将 南国・宮崎篇〜宮崎の鬼が笑うので〜

放浪の天才画家、山下清(塚地武雅)が宮崎で1人の少年と出会い、またもや珍騒動を巻き起こす!!

9月14日 土曜 14:00 -15:55 BSフジ・181

真冬のスキー場、一面の銀世界で、どてら姿の山下清(塚地武雅)が震えている。花火が好きだという清に銀世界で打ち上げる花火を見せて絵を描かせ、一儲けを企む怪しい画商、岡本(森本レオ)が連れて来たのだ。だが、打ち上がった花火のしょぼさと、あまりの寒さから清は逃げ出してしまう。  岡本から逃げ出した清は、暖かい土地を求めて一路、南へ。長距離トラックの荷台に忍び込み、着いた先は九州、宮崎県。宮崎県庁
で知事(東国原英夫)と相手が誰ともわからず交流したり…と、さ迷い歩く清は、いつものように空きっ腹。ついにへたり込んだ清は、傍らでむしゃむしゃとパンをほお張る少年、矢部健一(澁谷武尊)と出会う。清がパンを分けてもらって食べていると、パン屋のオヤジがやってきた。見ると健一の姿がない。どうやら健一はオヤジから盗んだパンを食べていたらしい。捕まりそうになった清だが、健一の助けを得て逃げ出すことに成功する。
 逃げては見たものの清の空腹は収まらず、健一もいなくなった。座り込んでしまった清に、走ってきた大場美津子(大塚寧々)がぶつかる。美津子は詫びにと釜揚げうどん屋に清を誘ってくれた。満腹になった清が美津子と店を出ると、矢部孝介(金子昇)が声をかけてくる。その姿を見た美津子が逃げるようにその場を去ると、声を荒げて追いかけようとする孝介。清は、そんな孝介を引きとめるのだった。
 孝介が焼酎メーカー矢部酒造を営む家に帰ると、遠山市子(久保田磨希)が慌ただしく出迎えた。孝介の息子、健一がいなくなったのだ。父親の伸一郎(梅宮辰夫)のもとに行くと、健一は最近、声が出なくなってからは外出したことがないと心配している。  清は奇岩で知られる青島海岸、鬼の洗濯板で画材を広げていた。話しかけてきた露天商から地名の由来を聞いた清は、宮崎には本当に鬼がいるのかなと首をかしげる。すると、
そこに健一が現れた。清が泥棒はいけないと健一をたしなめていると件のパン屋がやって来る。清は、今度は健一を伴って逃げ出した。  その頃、久しぶりに上京した米山ヨネ子(水川あさみ)は、園長(津川雅彦)から清がまた放浪の旅に出たことを知らされていた。清を慕い、世話係を自認するヨネ子は…。