• この番組の放送は終了しました

100分de名著

ドキュメンタリー/教養

100分de名著 ヘーゲル“精神現象学”(2)論破がもたらすもの🈖🈑🈞

与えられた秩序をただ受け入れ役割も固定した前近代社会。それに対し伝統や既存のルールから距離を置き物事を自立的に考えはじめた近代社会をヘーゲルはどうとらえたのか?

3月14日 金曜 15:05 -15:30 NHKEテレ1東京

近代社会では、人々は今までにない自由を得るが、絶対的基準は存在しなくなり、社会が分断と対立に陥っていく危険性も出てくる。ヘーゲルは「疎外」「教養」といった独自の概念を使って、そうした状況を克明に分析していく。それは「なんでも論破したがる人」が蔓(まん)延する現代にも通じる事態だ。第二回は、社会が分断と対立に陥るメカニズムを明らかにし、私たちがそれを避けることはできるのかを考察する。