ドラマ

🈑<時代劇>盤嶽の一生 第5話 「落としもの」

だまされても、だまされても、善なる心を失わない浪人・阿地川盤嶽の活躍を描く。主演・役所広司

7月10日 水曜 18:30 -19:25 BSフジ・181

阿地川盤嶽(役所広司)は旅の途中で、五百両も入った胴巻きを拾う。通りかかった駕籠かきの金太(船越英一郎)と銀平(阿南健治)は、「落とし主がみつかるまで家にどうぞ」と協力的だが、金を狙ってのことだ。それには理由があった。長屋の大家の美人の娘・おぶん(中江有里)が、親の借金二十両のためにやくざに売られてしまうからだ。落し主が見つかれば一割・五十両の礼金が入る。盤嶽はそれでおぶんを助けようと思った。「金
を落とした」という二人の侍が現れるが、実は二人は盗賊だった。十日前に質屋の丸田屋に押し入ったが、仲間割れをして争っているうちに胴巻きを落としたのが真相だった。丸太屋の主人・伝兵衛(田中邦衛)はとんでもない悪党だった。