ドラマ

愛の嵐▽帰郷

甲州の大地主、三枝家で何不自由なく育てられた娘・ひかる。ひかるの五歳の誕生日に、父・伝右衛門が孤児である猛を連れ帰り、猛は使用人として三枝家で暮らし始める。

7月9日 火曜 15:30 -16:00 チバテレ1

何事も家のため、小作人達のためと、ひかるは泣く泣く勇作の妻になる決意をした。早速、勇作から結納の品が届き、その翌日、ひかるは勇作の家に招かれた。勇作の母静子は、格式高い三枝家の娘をもらえるとあって大喜び。ひかるにさかんにちやほやするのだった。東京で洋裁の専門学校に行っている勇作の妹秀子も、結婚式のために帰郷していた。刻一刻と婚礼の準備は進み、いよいよ明日が当日と迫った。
すべてをあきらめたはずのひかるだったが、いざとなると猛への想いが募った。猛に、一緒に逃げてほしいと訴えた。猛はひかるの気持ちをしっかりと受けとめた。その夜二人はこっそりと家をぬけだした。