ドキュメンタリー/教養

テレメンタリー2024「半導体バブルの陰で」🈑

100年に1度のチャンスと評される半導体受託生産世界最大手TSMCの熊本・菊陽町進出。しかし、関連企業の進出やマンション建設ラッシュで、バブルとも言うべき影響が…。

7月6日 土曜 5:20 -5:50 新潟テレビ21_1

100年に1度のチャンスと評される半導体受託生産世界最大手TSMCの熊本・菊陽町進出。今や国際戦略物資となった半導体の安定供給の確保と、低迷続きだった国内半導体産業の復活のきっかけになると期待されている。投資額3兆円、経済波及効果20兆円と試算され、土地価格の上昇率は全国1位を記録するなど、地元は早くも半導体特需に沸いている。しかし恩恵を受けるのは一部にとどまるとの声も…
“バブル”とも言うべき様々な影響が出ている。菊陽町で長年地域に愛された青果店は、家賃が3.5倍に上昇しやむなく閉店。現在は温泉施設の駐車場を間借りしての営業を続けている。クラフトビール専門店も家賃の値上げで6月末をもって閉店する。急速に進む農地の減少。関連企業の進出やマンション建設ラッシュで生活の変容を余儀なくされる人たちがいる。国策として政府が支援する世界的企業進出に伴う地域の変化を見つめる。