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キューポラのある街 ▼吉永小百合

貧しさにもめげず強く、明るく、逞しく生きる子供たちをテーマに描いた感動の珠玉篇。
1962年 100分 モノクロ 放送日:6・23

7月6日 土曜 7:15 -9:00 衛星劇場

◆衛星劇場シアター◆ 吉永小百合がブルー・リボン主演女優賞を受賞した記念すべき作品。 鋳鉄溶解炉キューポラやこしきが林立する埼玉県川口市は、昔から鋳物職人の町だ。辰五郎も、職人気質一途にこしきを守って来た炭たき。辰五郎がつとめる工場の職工は、今年二十歳の塚本を除いて中老ばかりで大工場に買収されると辰五郎ほか三人の職工はクビになり、路頭に迷うことに。
辰五郎の家は、妻トミ、長女ジュン、長男タカユキ、次男テツハルの五人家族。辰五郎がクビになった夜にトミは男児を産んだが、ヤケ酒を飲み歩いていた辰五郎は病院へ顔を出さず、克己とジュンが介抱した。ジュンは根性ある少女で、運動神経や成績もよく、高校進学を志していた。しかし辰五郎の退職の涙金も出ず、次第に一家は苦しくなっていき…。