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🈑エルピス ―希望、あるいは災い― 「第7話、第8話」

副総理大臣の大門雄二が八飛市出身だと気づいた浅川恵那は、警察に対し絶大な力を持っていた大門が事件に何らかの形で関与しているのではないかと考える。

7月4日 木曜 16:00 -18:00 BSフジ・181

「第7話」  副総理大臣の大門雄二(山路和弘)が八飛市出身だと気づいた浅川恵那(長澤まさみ)は、新聞記者の笹岡まゆみ(池津祥子)に大門の身辺調査を依頼。かつての斎藤正一(鈴木亮平)の言動から、警察に対し絶大な力を持っていた大門が、事件に何らかの形で関与しているのではないかと考えたのだ。 一方、経理部へ異動した岸本拓朗(眞栄田郷敦)もまた、引き続き事件を追っていた。しかし、
新たな手掛かりは何も得られず、調査は八方ふさがり。このままでは松本良夫死刑囚(片岡正二郎)を救い出すどころか、事件は風化してしまう――。落ち込む拓朗が村井喬一(岡部たかし)に愚痴をこぼしていると、そこへ、とんでもないニュースが飛び込んでくる――! やがて、まゆみの協力により大門に関わる重要人物のリストを手に入れた恵那は、ある仮説を立証すべく、
多忙な自分に代わってその人物たちを調べてほしいと拓朗にリストを託す。局の看板アナウンサーに返り咲き、もはや自分とは違う世界の住人となった恵那の態度に、不満とどこか寂しさを感じる拓朗。するとその矢先、拓朗のもとに意外な人物から電話が掛かってきて…。 「第8話」  かつて迷い込んだ商店街で、暗がりのなか、えたいの知れない雰囲気と危険をはらんだ瞳で浅川恵那(長澤まさみ)を惑わせた男――。
その人物こそが、大門雄二副総理(山路和弘)の有力な支援者である「本城建託」社長の長男・本城彰だという。 あの男には何かある――。そう直感した恵那に頼まれ、岸本拓朗(眞栄田郷敦)が調べると、彰に対する地元の評判は上々。だが一方で、その存在があまり知られていないことも分かった。八頭尾山で3人目の女子生徒が殺されてから、再び犠牲者が出るまでの12年間、彰は海外を転々としていたという。
連続猟奇殺人の犯人について、ある“仮説”を立てた拓朗は、再び八飛市で聞き込みを行い、最後に殺された中村優香と親しかった高岡ひかるにたどり着く。ひかるは、亡くなった優香をどこか快く思っていない様子だったが、拓朗がある質問をすると、当時のことをぽつりぽつりと話し始めた…。さらに、ひかるの携帯電話に残されていた写真が、拓朗をさらに突き動かすことになる。事件の真相に近づこうと突き進み、興奮気味
に報告をしてきた拓朗に対して、恵那の反応は妙に鈍かった。強いいら立ちを隠せない拓朗はついに、恵那に“本心”を問い詰めたが、返ってきた言葉は…。