ドキュメンタリー/教養

第32回FNSドキュメンタリー大賞 最期を生きて―「看取り」支える訪問診療―

死ぬことは、最期を生きること。住み慣れた家で、自分らしくー。その日を迎える患者と家族、支える医師を追った。(2023年初回放送)

7月1日 月曜 3:00 -3:55 BSフジ・181

「死ぬんじゃなくて、最期の日まで、その人らしく生きるんだ」。そう語るのは2021年、松本市に訪問診療を専門とするクリニックを開いた瀬角英樹医師(62)。コロナ禍で増えた自宅での「看取り」を支えている。 がんを患い65歳で旅立った男性は、悔いなく過ごしたいと訪問診療を選び、自宅で妻や子、孫と笑顔の思い出を作った。一人暮らしの男性患者も、余命わずかと知り自宅へ。瀬角医師は、
穏やかに過ごしてもらいたいと考えるが、十分なケアを尽くせず、悔しい思いをすることも。訪問診療はいつも「手探り」だ。 余命わずかとなった57歳の女性は、2人の子どもに手書きのレシピノートを残し、亡くなる前日「ありがとう」と家族に感謝を伝えた。今、子どもたちは母が残したレシピと、共に過ごした時間を胸に人生を歩んでいる。 死ぬことは、最期を生きること。住み慣れた家で、その日を迎えようとする患者と家族、
それを支える医師を追った。 <制作>長野放送(2023年初回放送)

  • 出演者

    ナレーション:小林聡美

  • 制作

    プロデューサー:嶌田哲也 ディレクター:中村明子 カメラ:砂原卓也 音響効果:増子彰