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ドラマ

🈑🈖<土曜午後スペシャル>山村美紗サスペンス 赤い霊柩車37 猫を抱いた死体

根強い人気を誇る同シリーズ。人間模様、祇園のおきて、そして親子の絆。明子は事件の真相にたどり着けるのか?

6月29日 土曜 14:00 -15:55 BSフジ・181

出張で京都へやってきたフィアンセの黒沢春彦(神田正輝)と祇園・花見小路を散策中に、父との思い出の品“金平糖(こんぺいとう)”を見つけ、懐かしむ石原明子(片平なぎさ)。さらに、春彦が今度京都府内に新設予定の医科大学にやってくるかもしれないと知り、上機嫌に。  その後、“甘味喫茶かざみ屋”の前を通りかかった明子に、声をかけてきたのは“祇園で一番元気”と言われている芸子の豊駒(佐藤仁美)、
そして舞妓姿になっている良恵(山村紅葉)だった。驚く明子に「豊駒さんと僕の仕業です」と爽やかな笑顔で声をかけてきたのは、エプロン姿の店主・森岡道夫(宮下裕治)だった。「良恵さんが舞妓さんをうらやましそうに見ていたので、豊駒さんと2人で、良恵さんに舞妓さんになってもらったんです」。そう語る道夫の胸には、彼が「僕の家族」と言う猫のモモが抱かれていた。  ある朝、いつものよう
に出勤してきた明子に大慌てで声をかける良恵。なんと道夫が転落死したとの連絡が知り合いから入ったという。そしてその直後、石原葬儀社に一本の電話が。その主は、“ましや呉服”の社長・増谷康弘(佐戸井けん太)。そして用件は、道夫の葬儀の依頼だった。  現場検証の結果は、小雨降る夜、迷子になった道夫の飼っていた猫のモモを助けようとした際に足を踏み外し、斜面の上から転落死。
その胸にはモモの亡きがらが抱かれていたというが、明子の中では何かがずっと引っかかり続けていた。