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ドラマ

🈑<時代劇>盤嶽の一生 第3話 「津軽の男」

だまされても、だまされても、善なる心を失わない浪人・阿地川盤嶽の活躍を描く。主演・役所広司

6月26日 水曜 18:30 -19:25 BSフジ・181

阿地川盤嶽(役所広司)は旅の途中で、田中平四郎(宇崎竜童)という浪人が峠道で病に倒れて動けないところを、雨の中を背負って宿場まで運んでやった。平四郎は気の毒な男だった。故郷は津軽。江戸で食い詰め、「どうせ死ぬなら故郷で」と妻子を連れて津軽に帰る途中に子供が病になり、その看病をする妻も病に倒れた。平四郎は、金を稼ぐために普請場に働きに出て、風邪をこじらせた。数日後、平四郎は回復したが、盤嶽は風邪をう
つされ、動けなくなった。おふみ(渡辺典子)という宿の嫁が面倒を見てくれた。医者の龍伯(岡本信人)の治療で風邪はよくなったが、治療代が払えない。龍伯は患者たちが滞納している薬代の取り立てをしろと言った。およそ盤嶽には向かない仕事だが、やむなく宿場の家々を回って借金を取り立てた。