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ドキュメンタリー/教養
テレビ寺子屋#2378🈐
6月29日 土曜 5:30 -6:00 長野放送
![テレビ寺子屋#2378🈐](https://api2.bangumi.org/repix/monomedia/pgmst/266/media/onair/20240131/589ccfd3-8574-46df-a3ac-e59e878bf1fc.jpg)
父・相田みつをが晩年に残した『人生の的』という書があります。『ふたつあったらまようよ ひとつならまよいようがない 人生の的はひとつがいい』
この作品の最後は、『人生の的はひとつがいい』と、言い切っています。父がこういう断定的な言い方をする時は、全部自分に向けて書いている時です。では、具体的に目指していた「父の人生の的」は一体何だったのか。ズバリこれだったのではないかという作品があります。
これは漢詩ではないかと思うぐらいで、父の作品としてはちょっと異色です。
『一生燃焼 一生感動 一生不悟』
一生何かに感動し、一生自分の命を燃焼していければ、悟れなくたって自分はいいんだ。つまり「生涯円熟なんかしなくたっていい」、その代わりに「常に見た人に感動と自分の命の燃焼を伝えられるような、そういうものを書き続けていきたい」という思いが父の中にはあったのではないかと、息子の私は考えています。