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ドキュメンタリー/教養

日本のチカラ🈑

ZOO Reborn 〜盛岡・飼育員奮闘記〜

6月24日 月曜 9:30 -10:00 TOKYO MX1

「前足ー!」飼育員の声に反応して、大きな足を台に乗せます。 「回ってー!」その声にも応じて、巨体を上手にクルリ。 21歳のアフリカゾウ・マオ、まるで飼育員の言葉を理解しているかのような動きに驚かされます。しかし、その一つ一つは、これまでに積み重ねてきたトレーニングの成果なのです。 岩手県盛岡市の市街地に近い山の上にある動物園、盛岡市動物公園ZOOMO。
1989年、岩手県で初めての本格的な“動物園”として開園。施設の改修を経て、今年4月リニューアルオープンを果たしました。 「少年時代に親と」「幼稚園や学校の遠足で」そして「親になってわが子と」…。 動物園は、人生で三回行く場所といわれています。しかし、レジャーの多様化や少子化という時代の逆風が、岩手の動物園にも…。開園からの1年で26万人を超えていた来場者も、近年では17万人ほどに減少。
動物公園再生に向けた、今年のリニューアル開園。大切にするのは、動物の生き生きした姿を見てもらうための展示方法。そして、動物の健康に今まで以上に配慮する「動物福祉」。動物の暮らしを支える飼育員たちも奮闘、物言わぬ動物たちの健康を守るため、日々様々なトレーニングを行っています。 主人公の竹花秀樹さんは51歳のベテラン飼育員。長年、アフリカゾウのマオの飼育を担当してきました。
驚かされるのは、マオの健康状態を把握するための取り組み。採尿のため、マオがおしっこをするタイミングをどうやって把握しているのか、一人と一頭のやり取りにも、ぜひご注目ください。 アフリカゾウのほか、キリンやサイ、ライオンの、普段来場者が目にするのとは一味違った「別の顔」もお届けします。そして動物たちに寄り添うのは、それぞれの担当飼育員。担当する動物を大切に思う、彼らの努力もお伝えします。

  • 出演者

    【出演】 竹花秀樹(盛岡市動物公園ZOOMO)、丸山孝作(盛岡市動物公園ZOOMO)、荒井雄大(盛岡市動物公園ZOOMO)、ほか盛岡市動物公園ZOOMOスタッフの皆さん 【ナレーション】 奥村奈穂美(IBC岩手放送 アナウンサー)