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ドキュメンタリー/教養

もういちど、日本「佐賀の鍋島焼」🈑

「鍋島焼」は江戸時代に九州の佐賀藩が徳川将軍家に献上した逸品。毎年献上するノルマを果たすため、藩主は大河内山に藩直轄の窯元を設けた。その技を受け継ぐ陶工を取材。

6月21日 金曜 0:20 -0:25 NHK BS

もういちど、日本「佐賀の鍋島焼」🈑

佐賀藩が献上品作りに力を注ぐきっかけを作ったのは初代藩主、鍋島勝茂。関ヶ原の戦いで反徳川方についたために国替えやとりつぶしの危機にさらされた。藩を守るために献上されたのが鍋島焼だった。江戸時代、陶工たちは秘伝の技を外に漏らさないため、生涯この山あいの地を離れることを許されなかった。掟を破り、打ち首になった者もいたと伝わる。藩の安泰に力を尽くした陶工たち。その慰霊碑の前で毎年、筆供養が行われている。