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ドキュメンタリー/教養

LIFE〜夢のカタチ〜🈞🈑除草剤も肥料も使わない自然栽培で美味しいお茶を育てる!

移住して茶畑を営む元営業マン。300年の伝統を引き継ぎ除草剤も肥料も使わない自然栽培で美味しいお茶を作る!煎茶に紅茶にほうじ茶、こだわりの製茶技術も公開!味は?

6月23日 日曜 5:20 -5:50 ABCテレビ1

兵庫県のほぼ中央に位置する自然豊かな町、神河町は知る人ぞ知る「お茶の名産地」。ここに雄大な茶畑を見ながらティータイムが楽しめる、茶園カフェがあります。煎茶、ほうじ茶、紅茶など、目の前で摘んだ茶葉を使ったオリジナル茶に、厳選したお菓子やパンが大人気。 オーナーの野村俊介さんは、元医療機器メーカーの営業マン。ここの景色に惚れ込み、後継者不足だった茶園に『仙霊茶園』を開いて、今年で7年目になります。
「このあたりは、山水が豊富で土壌にはミネラルが多い。そういう土地は昔からお茶作りに向いていて、300年前からお茶の栽培が盛んになりました」。野村さんのこだわりは、除草剤も肥料も使わない自然栽培。「300年前、農薬も化学肥料もない時代に美味しいお茶が作れたのなら、今でもできるんじゃないか」と考えたのです。ただし、雑草抜きが大変な作業。
「一般的な日本のお茶は、肥料で旨味を出した茶葉を使い、ブレンドによって味を調えるので、いつも同じ味が楽しめます。野村さんの茶葉は、気候風土の変化で毎年、違った味になりますが、ワインのごとく、その「味のブレ」も魅力に思ってもらえたら」。野村さんが茶葉の自然栽培を決意したのは、神河町にあるお寺、生蓮寺に伝わる「仙霊茶」の歴史を知ったからでした。
さて、5月から6月が茶摘みのシーズン。摘むのは新芽のみです。今年から製茶工場で加工と味の調整をする製茶師に、新たな人を採用しました。これまで製茶作業を任せてきたベテランスタッフの元で2年間修業した、丸山ひとみさんです。
「10代の頃から紅茶が大好きで、自分で紅茶が作れたら、と国産の紅茶をいろいろ取り寄せましたが、『仙霊茶園』の紅茶を飲んで驚きました」。茶葉と工場を見学に来た丸山さんは、「ここで日本一美味しい紅茶を作りたい」と野村さんに訴えたのです。彼女を雇うきっかけとは?
摘み取った茶葉を製茶する複雑な作業を見てみましょう。そして出来上がったお茶を二人で試飲。自然栽培を始めて7年目。それまで使っていた肥料がようやく抜けて、この土地本来の茶葉の味になったでしょうか?

  • ナレーション

    佐々木蔵之介

  • ◇おしらせ

    ※この番組は2024年6月1日に放送されたものです。 この番組は、ABCテレビの『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。